恋をしているのかも知れない。 以前食べた食感が忘れられず、日をあけず また行ってしまった。 恋は、ひんぱんに会いに来ると嫌われることがあるが、うどんはそうならない。 出来立てのタイミングで入店できる奇跡。 しなやかで美し […]
投稿者: ふらさん
かじかわ(高松)かじかわ(高松)
外食において『そうめん』を食べることはほとんどない。 それほど『そうめん』は、家庭の食卓に当たり前のように根付いていて、わざわざお金を払ってまで外で食べるものではないという感覚がある。 そしてその概念は、崩された。 わざ […]
ぽんぽん(高松)ぽんぽん(高松)
この店の裏に野球ができるくらいのグラウンドがある。 自分が8歳か9歳の頃、このグラウンドで 殿様バッタを必死で追いかけていた。 その時の草の香りをいまだに覚えている。 青紫蘇のようなスンとした青い匂いだ。 友だちを作らな […]
岡製麺所(綾川)岡製麺所(綾川)
綾川町の山奥にハイレベルなうどんを打ちたてで提供してくれる名店がある。 コシの強い太麺は、カウンターの目の前で 生地を伸ばし、打って、ゆがいてくれる。 スタッフは全員女性。元気で明るい笑い声が 毎日のように店内を包んでい […]
桑島(高松)桑島(高松)
吸い込まれて、つつまれる。 キンキンに冷えたぶっかけの出汁は優しい。 優しいとは、薄味のことではない。 温度に負けないしっかりとした出汁は エゴがなく、すうっと沁み渡る美味さだ。 ギュッとしまった細麺のコシ。 噛むほどに […]
はま弥(坂出)はま弥(坂出)
己の道を貫くひとが好きだ。 孤独の中で、自分自身と火花を散らし 勝ったり負けたりしながら少しずつ前へ前へ。 他者とのかかわりに幸せはない。 本当の幸せは自分と向き合うことの中にある。 はま弥のかき揚げは、具材の一つ一つが […]
がもう(坂出)がもう(坂出)
行列に並んで待っている間に漂ってくる おダシの香りに気が狂いそうだ。 ワクワクが空腹の腹の中で 時限爆弾のようにチクチクなっている。 平日の10時前でこの行列である。 天気のいい日は、ここへ来たくなる衝動。 外で食べるう […]
丸善(綾川)丸善(綾川)
タイムスリップの感覚を初めてちゃんと味わった。 ここは今おそらく昭和。 完全に時が止まっている。 そして、あの頃に戻りたいと強く羨まずにいられない。 これが正しかった。これで良かった。と思える。 讃岐うどん店の本来の正し […]
いなもく(綾川)いなもく(綾川)
唇と唇を重ね合わせた時のように しなやかで官能的なエロい麺。 綾川町の山奥のさらに奥。 醤油をひとまわし。それだけで感動できる。 口の中でうごめく麺の食感は 柔らかい舌の舌触りだ。 ひと玉で5分ほどトリップできる場所が […]
田村(綾川)田村(綾川)
釜から揚がったばかりのうどんに醤油をひとまわしして食べる極上の食べ方。 『釜あげ生醤油』 釜から揚がったばかりだから麺を冷水で洗わない。 洗わないから表面がぬるぬるしている。 ここに小麦の香りがまとわりついている。 普通 […]